【2020年4月20日最終更新 神奈川県医師会】PCR検査の現状と将来のこと

 

【コロナ関連ニュース備忘及び整理用メモ】

2020年4月27日メモ

 

  • 要旨
    • 神奈川県医師会として、”追跡不能な感染者の急増を受けて、医療の対応も迅速な変化が求められて”(引用)おり、”感染拡大の防止のためには、ある程度幅広く検査をしなければ、現状は理解できない”(引用)と認識しており、”もっと円滑に検査数の増加が見込めないかとさまざまな方法を計画”(引用)している
    • 一方で、”「安心」を目標とする検査は有害です。あくまでも、個々の患者のケアと日本の感染拡大防止に役に立たねばならない”(引用)、と、偽陰性の問題を根拠に、安心の為、陰性証明の為の検査を求める声は戒め
    • また、”人びとが医療機関に押し寄せると、PCR検査を待っている間に感染者が非感染者にウイルスをうつしてしまい、病院が大きな感染源になってしまうこと”(引用)を懸念
    • マスク・PPE(防護服・予防衣)など必須装備の不足を理由に、ドライブスルー方式の検査には慎重な姿勢
    • 一方、検査員がPPEを装着しなくてよいウォークイン方式の検査は一部病院で導入済み
  • 重要ポイントの引用(以下すべて引用)
    • 新型コロナウイルスPCR検査の感度は高くて70%程度”
    • ”インフルエンザに比べて1/100~1/1000といわれるウイルスの少なさ”
    • ニューヨーク州にように軽症感染者が救急外来へ押し寄せれば、本来の病院機能が損なわれ、医療崩壊を招きかねません”
    • ”韓国でも実際にドライブスルー方式のPCR検査をしたのは大邱でのメガクラスター関連で周辺地域のみに限定して行っていました。今では全体に落ち着いてきたので、重症者中心の検査で保健所に連絡して予約制にして、精度管理して確実な方法をとっています。それは当初手技が誤ると混乱することが分かったからです”
    • (ドライブスルー方式の検査について)”国内でも鳥取県では現在県内の1ヶ所でまだ常設ではありません”。”新潟県では県内1か所で週2回の午前中で、希望者のすべてに対応するものではなく、保健所が必要と認めた場合に個別に通知し、指定の時間に行っています”。”沖縄県でも同様に、県内の病院1ヶ所で前述の他県と同様な形式で行っています”
    • ”各地で行われるようになってきたドライブスルー方式のPCR検査は、諸外国のように来た人を全員検査するわけではなく、陽性の患者さんを早く治療体制の中に導くために、事前の問診の上に必要な人が判定されて、検査が行われます。

 

 

kanagawa-med.or.jp